極東サンバ

極東サンバ

1994年にリリースされた通算6枚目のアルバム。名曲"島唄"で沖縄民謡をユニークにアップデートして見せたTHE BOOMだが、本作ではさらに南下。シングルカットしてヒットした"風になりたい"で聴くことができるようなブラジルなど中南米音楽へと接近しているが、そこはTHE BOOMのこと、そのハイブリッドは一筋縄ではいかない。サンバやボサノヴァ、パーカッシブなブラジリアンジャズはもちろんのこと、サルサ、バトゥカーダ、さらにはダンスホールレゲエと日本の祭囃子をフュージョンした"帰ろうかな"、トニーニョ・オルタと矢野顕子を迎えたボサノヴァ、"Poeta"など、宮沢和史と演奏家たちの視界の広さに圧倒される傑作。さらにはタイトルからもうかがえるように、自分たちが今いる場所のことも忘れていない地に足をつけた心憎い一枚。

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