Pleasureville

Pleasureville

Amel Larrieux や The Roots を輩出したアート・スクール出身、フィラデルフィアの女優兼シンガー・ソングライター Lizz Fields の2ndアルバム。その歌唱は同郷のR&Bシンガー、 JillScott や Jazmine Sallivan らを思わす節も。微笑みかけたかと思えば、悲しく歌いかけたりと、表現力の巧みさは女優としての一面を持つならではの魅力と言えるだろう。ジャズ・ヴォーカル的なたおやかさを持った歌声には瑞々しさと独特の深みがあり、 "Pleasureville" では、ジャジーな演奏をバックにたっぷりと構えたフィーリー・マナーの本格歌唱を披露。ファンタジー・ミュージカルでの一場面を想起させるような "Brooklyn Flowers" 、ガールズ・ポップ調の "Sugah" 、ファンク・グルーヴが静かに渦巻き、語りも挟んだ "Daddy's Caddy" など、序盤からグイグイと聴かせていく。AORフレイバーな "Runnin' On Empty" 、伸びやかな歌唱が冴え渡る "Delectable" 、そしてラストはダビーなレゲエ・チューンに至るまで、一曲一曲が一話のストーリーばりに鮮やかな情景を描き出す、豊かな表現力と晴れやかな歌声が印象的だ。

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