新曲+アウトテイクによる大ボリューム作品。前作「Houses of the Holy」以上にバラエティーに富むが、ブルースロック色が甦り、アルバム全体を通してハードにドライブする小気味良い楽曲が目立つ。ジミー・ペイジの生むリフのすばらしさ、ジョン・ボーナムのパワフルなドラミング、シンプルだがツボを得たジョン・ポール・ジョーンズのベース、そしてZepサウンドの一部として見事に機能するロバート・プラントのヴォーカル。エキゾチックな大作"Kashmir"を筆頭に、円熟の極みに達した彼らが、まさしく"心身共にエネルギーを費やした卓越した落書き"が詰まったアルバムだ。"In My Time of Dying"はボブ・ディランのバージョンを知っていれば度肝を抜かれるだろう。
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