クールなトラックにスウィートなリリックを乗せ、心に残るラブソングを生み続ける清水翔太の現在地を示す初ミニアルバム。パッケージとしては、自身が最高傑作と語るアルバム『WHITE』から2年ぶりとなり、全曲の作詞作曲、アレンジを自身で手掛けている。恋の終わりを描くメランコリックな歌が多く、唯一甘く愛しい時間を歌う「416」もまた、終わった恋の残像のように切なく響く。低音を強調したシンプルなトラックはますます洗練され、ソウルフルな歌声と溶け合い、ノスタルジックな感傷を呼び起こす。10代の頃を振り返りながら、30代になった現在の心境を素直につづる「30」はリラクシングなムードにあふれ、すがすがしい余韻が残る。