終わりのカリカチュア

Mom
終わりのカリカチュア

自然体で生み出される多彩なメロディとビート、現代社会を風刺するリリックによって揺るぎない個性を確立した4作目のアルバム。キャッチーなポップセンスと変幻自在なビートやコラージュ感覚を共存させながら、巧みなストーリーテリングやフロウによって、ヒップホップとソングライティングの表現領域を行き来するMom。本作『終わりのカリカチュア』では、ローファイからハイファイへの移行を経て、よりナチュラルなサウンドへと進化を遂げている。バウンスビートとインディーロックのクロスオーバー「Momのデイキャッチ」や2ステップチューン「祝日」、サイケデリックフォーク「ソングスフォージエイリアン」など、楽曲のバラエティはよりしなやかに。そしてリリックは、シニカルな考察を交えながら、市井の人の声なき声に寄り添い、混迷の時代に差す光を鮮やかに映し出す。真摯(しんし)に自らと対峙し、時代と向き合うことで、パーソナルな視点から紡がれる物語は、普遍的な魅力や説得力を増している。

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