初めて米アルバムチャートで1位を獲得し、トップバンドの仲間入りを果たした通算4枚目となる本作。なんといってもファンキーなベースラインに導かれてスタートするタイトル曲"One of These Nights"が鮮烈な印象を残すが、"Hollywood Waltz"からダークでシンフォニックなフォークインスト"Journey of the Sorcerer"を経て"Lyin’ Eyes"へと至る流れは、カントリーロックバンドとして登場した初期の彼らの姿をほうふつとさせる。さらにはドラマティックなバラード"Take It to the Limit"や、本作を最後に脱退してしまうバーニー・リードン作の感動的なクロージング"I Wish You Peace"など、さまざまなスタイルの曲で構成されていることも特筆すべきだろう。名作「Hotel California」リリース前夜の集大成として忘れてはならない傑作。
- 1976年
- 1973年
- 1980年
- 1979年
- JACKSON BROWNE
- フリートウッド・マック
- ボストン
- クロスビー、スティルス&ナッシュ