NUOU

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ROVOはここでまた新たな境地に向かって歩みを進め始めた。今や名実ともに日本屈指のレイブ系ダンス・バンドとしての人気を誇る彼らの勢いはとどまることを知らず、常に誰も体感したことのないような音の景色を見せてくれている。これは通算8枚目となるオリジナル・アルバム。勝井祐二のエレクトリック・バイオリンを中心にしながら、レイブ~トライバルの要素にダブ、ジャズ、アンビエントの香りを混ぜ込み、電子音も有機音もふんだんに取り入れたサウンドは、相変わらず非常にイマジネイティヴである。前作「CONDOR」は宇宙への壮大な飛翔をイメージさせるサイケデリックな大作だったが、今回は高みへ向かっていくというよりも、むしろ力強く大地を踏みしめるかのような、野性味までもたたえた生命力を感じさせる楽曲が多い。ここで強みなのは、彼らがツイン・ドラムによる<人力トランス>としての演奏スタイルをしっかりと築き上げてきたことだろう。その味わいは、時に肉感的ですらある。異なるテーマの神話に材をとったというこの全5曲は、ネクスト・レベルを目指すROVOの姿がしっかりと投影されている。