N.W.A.の「Straight Outta Compton」やイージー・Eの「Eazy-Duz-It」にリリックを提供していたテキサス出身のラッパー、The D.O.C.がプロデューサーにドクター・ドレーを迎えて1989年にリリースしたファーストアルバム。タイトル通りのファンキーなトラックにパワフルなフロウを炸裂させる"It's Funky Enough"から、N.W.A.のドクター・ドレー、アイス・キューブ、MCレン、イージー・Eとマイクをつなぐ"The Grand Finale"まで、アイス・キューブと共にN.W.A.のリリカルな側面を支えていたThe D.O.C.の豊かな才能と確かなスキルが余すところなく発揮されている。また、ファンクを軸にしながら生演奏なども巧みに生かしたパワフルなサウンドプロダクションは初期ドクター・ドレーの代表作ともいえる極上の仕上がりで、ラップの面でもサウンドの面でも隙のない完成度の高さを誇り、西海岸のヒップホップを語る上で外すことができないクラシックアルバムである。
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