ゆるふわギャングの女性ラッパー、SophieeがNENEに改名し、「東京の中のオアシス」をイメージして制作した2017年リリースのソロアルバム。EstraことOHLDと、ゆるふわギャングのAutomaticがトラックのプロデュースを担当している。幼い頃からの愛称だったNENEに名義を変更したのは、彼女のよりパーソナルな面が表現されているからとのこと。カラフルかつポップな中にエッジーな側面も併せ持つ、ゆるふわギャングでは見られなかった彼女の素の部分が垣間見える。ゆるふわギャングのパートナーであるRyugo Ishidaに加えて、5lackやSALUとの共演で随所にアクセントを加えながら、東京で生まれ育った20代の女性アーティストとしてのアイデンティティーを作品全体に強く刻む。聴き進めていくうちに、徐々に彼女の内面により深く近づいていくように感じられる作品。