In the City

In the City

Nelly Furtado や Justin Timberlake らの Timbaland 諸作品をはじめ、大物アーティストのギターを担当していた白人ギタリスト/シンガーがアーティストとしてアルバム・デビュー。全米チャートをすぐさま駆け上がった "Let It Rock" は絶大な人気を誇るラッパー Lil Wayne をフィーチャー。タイトル通りにロックしたギターとスペイシー・シンセを鳴り響かせながら、ロボ声を配した爽快なドライヴィン・チューンに仕上がった。エレクトリックな要素を取り込むなどジャンルレス化を図ったナンバーの数々は、アメリカンなスケールのデカさとU.K.ロックにみられる繊細なメロディが融合され、 Nas や Rick Ross らをフィーチャーしたラウドで胸のすくゴリゴリのハード・ナンバーから、 Oasis 辺りを思い浮かべる美メロ・ソングまでを自作自演で披露。ロックとヒップホップを合体させたそのスタイルの本気度は、ダーティー・サウスの宝庫、Cash Money レーベルからのリリースという点にも表れている。双方のリスナーにアプローチするクロス・オーヴァー感が強く反映された一枚。

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