2018年にメジャー移籍を果たしたMOROHAの3年弱ぶり、通算4作目のオリジナルアルバム。アフロのラップ、UKのアコースティックギターによって紡がれる歌の世界は生々しい緊張感がみなぎり、アルバムの序盤にはインディー時代に作られた"上京タワー"の再録音、そして"遠郷タワー"と、故郷を後にした自らを振り返る楽曲が並ぶ。少年の頃の思い出、終わりゆく青春、上京後の貧しい生活、それでも今の場所で戦うしかない自分…。夢に向けて歩みを進めた2人ではあるが、葛藤や悩みは尽きることがないようで、ラストに置かれた大作"五文銭"では揺れ動く感情があふれかえっている。常にリアルを叫ぶことを身上とする彼らの2019年作。
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