Modern Life Is Rubbish

Modern Life Is Rubbish

デビュー当時はトリッピーなサイケデリックロックを鳴らしていたブラーだが、グランジ旋風が吹き荒れていたアメリカでのツアーで大きな挫折を味わい、その苦い経験から英国バンドとしてのアイデンティティーに立ち返ったのが1993年リリースの本作である。ザ・キンクスやスモール・フェイセスのブリティッシュビートを血肉とした"Chemical World"や、ミュージックホールを現代風にアレンジした"Sunday Sunday"など、伝統をモダンに変容させていったポップチューンに加え、英国に生きる若者たちの日常をリリカルに、時にシニカルに切り取った歌詞も秀逸。ブラーがUKカルチャーの代弁者として国民的バンドへと成長していくきっかけであり、ブリットポップの到来を最初に予感させた作品でもある。

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