ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスを擁した、いわゆる黄金のクインテットが残した4部作はどれも名作だが、中でも本作が最高の出来として評価が高い。メインストリームにおけるジャズの指針は、いまだここにあるといっても過言ではないほどに演奏も楽曲も充実した内容を誇る。"Footprints"はショーター自身のアルバム「Adam's Apple」でも披露された彼の代表曲。歴史的傑作「Kind of Blue」に収録の名曲"Blue In Green"をほうふつさせるリリカルで美しい"Circle"、エディ・ハリスのファンキーなオリジナルをハードボイルドに構築した、緊張感あふれる"Freedom Jazz Dance"も実にクール。
マイルス・デイヴィス・クインテットのその他の作品
- 1956年
- エディ・ハリス
- ジョン・コルトレーン
- ウェイン・ショーター
- オーネット・コールマン
- フレディ・ハバード
- マッコイ・タイナー