京都在住の次世代ラッパーDaichi Yamamotoが、自在に操るラップと歌唱、ジャンルにとらわれない独自の音楽性をさらに進化させたセカンドアルバム。インタラクティブアートを大学で学んだバックグラウンドを持つ彼が、白い立方体のアートスペースをイメージしたという本作で展示しているのは、ヒップホップが持つ新たな可能性。前作収録の「Let It Be」に続き、QUNIMUNEが手掛けた2ステップのトラックにシカゴのMick Jenkinsをフィーチャーした「Kill Me」や、mabanua、ISSUGIを迎え、自分らしくいられる場所を追い求めた新たなアンセム「Paradise Remix」をはじめ、その多彩な楽曲はアーティストとしての表現世界の広がりを物語っている。客演にJJJ、STUTS、吉田沙良（モノンクル）、釈迦坊主をフィーチャー。プロデューサーにはKM、grooveman Spot、Aru-2に加え、海外からRNSOM、C Dot、国内からDJ Disk、Phennel Koliander、Kzyboost、No Beer Team、Lapistarが新たに参加。多様性に富んだサウンドがラッパーとしての揺るぎない存在感や説得力を一層際立たせている。