「『Cheek to Cheek』がリリースされてチャートでナンバーワンを獲得した直後に、トニーから連絡があった」とレディー・ガガはApple Musicに語る。グレート・アメリカン・ソングブックをカバーした前作『Cheek to Cheek』に続いて、今度はコール・ポーターの楽曲だけを集めた新たなデュエットアルバムを制作することになった経緯を説明した。「彼から、『君と一緒にアルバムを作りたいんだ、すべてコール・ポーターの曲だけで』と言われて、素晴らしいアイデアだと思った」。「You’re the Top」「Night and Day」「I Get a Kick Out of You」、そしてもちろん、胸を打つタイトルトラック「Love For Sale」など、ガガとベネットはポーターが手掛けた不朽の名曲の数々に新たな息吹をもたらした。収録曲の中でも「Do I Love You」は、ガガのソロによるものだ。彼女いわく、一人でレコーディングブースに入る自信を与えてくれたのは、他でもないベネットだったという。「トニーは私にインスピレーションと、再びスタジオで注目の的になる許可を与えてくれた」と彼女は語る。「彼は私がアーティストであることを思い出させてくれた」。しかし、本当の魔法は2人がそろったときにこそ実現する。「トニーが95歳だということは分かっているんだけど、一緒に歌うたびに、私には彼が若い男の子の姿として目に映る」とガガは語る。「2つの魂が一緒に歌うことで、とても自由な体験ができるの」