それまでのストレートなパンクロックから一転、レゲエ/ロカビリー/R&B/スカ/ダブ、それにジャズといったメンバーそれぞれのルーツミュージックを取り込み、レベルミュージックのバリエーションを広げ、パンクロックの音楽的裾野を拡張したサードアルバム。この雑食性はまた、彼らがリリース当初よりこだわってきた"姿勢としてのパンク"を裏付けると同時に、ミュージシャンとして前進しようとする強い意志も感じさせる。特筆すべきは、この多彩な音楽性が単なるバックトゥルーツに終わらず、ジョー・ストラマーが発するメッセージの説得力を大きく支えた点である。豊かで、とことんリアルな音楽がここにある。
その他のバージョン
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