次々とイノベイティブな傑作を生んだ70年代はもちろん、それ以前のスティーヴィー・ワンダーにもまた違った魅力があり、その才と輝きを、ぜひこのアルバムで堪能していただきたいもの。Sylvia MoyやHenry Cosbyとチームを組んでいた頃の彼は、弾けるようなポップ性と、はつらつとしたヴォーカルが魅力。まずはポップ史に残るラブバラードの傑作である"My Cherie Amour"で涙腺を刺激していただきたい。ほかにも"Yester-Me, Yester-You, Yesterday"というヒット曲が生まれるが、アルバム全体にファンキーさではなくメロディックな側面が強く打ち出されている。ドアーズのカバーである"Light My Fire"もその好例。オリジナルアルバムとしては10代最後の作品でもある。
その他のバージョン
- 1973年
- 1972年
- Apple Music
- ダニー・ハサウェイ
- ザ・テンプテーションズ
- ジェームス・ブラウン
- スライ&ザ・ファミリー・ストーン
- アル・グリーン