LEGION

LEGION

2024年のグローバルヒットを契機に、世界を視野に入れ、攻めの姿勢を強めた2年5か月ぶりのアルバム。2023年にリリースしたシングル「ビリケン - Biriken」以降、ジャージークラブのビートを繰り返し選び、Creepy Nutsが迎えつつあった変化の兆しは「Bling-Bang-Bang-Born」「二度寝 - Nidone」「オトノケ - Otonoke」にも色濃く表れていたが、その挑戦的な作風が世界に受け入れられたことで本作におけるサウンドの進化は大きく加速している。また、2022年リリースの前作『アンサンブル・プレイ』において、フィクショナルなストーリーテリングを新たに加えることでリリックの表現を広げたR-指定のラップは、グローバルヒット以降の視野の変化や、家庭を持ったことによる心境の変化を投影。ヒプノティックな4つ打ちトラックと共に躍動する「doppelgänger」、多彩な声色を使い分けた「LEGION」、琴の音色を用いながらステレオタイプな日本人像を覆す「japanese」、子どもの絵本に触発された「はらぺこあおむし - The Very Hungry Caterpillar」、かなえた理想の先で想像を超えた高みを目指す「Get Higher」など、ビートの多彩さ、変幻自在なフロウや自由度の高いリリックを積極的に志向することでヒップホップの新たな領域を意欲的に切り開いている。新録曲のミックス、マスタリングには、カニエ・ウェストを手掛けるAlex Tumayや、タイラー・ザ・クリエイターを手掛けるMike Bozziら、欧米の第一線で活躍するエンジニアを起用。海外リスナーを念頭に、レベルアップを図ったサウンドメイキングも大きな聴きどころといえる。

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