2017年頃からインターネット上で音源を発表し始め、2019年にリリースしたEPや客演などがシーンで大きな話題となっていた大阪出身のラッパー、Kvi Babaのファーストアルバム。歌とラップの境界を往来するようなフロウで、自己のナイーブな内面を情感を込めて吐き出す「エモラップ」というスタイルをベースに、現代の日本を生きる20歳の若者のリアルな心情を、メロディアスなリズムと鋭い言葉で詩的に描き出す。BACHLOGICプロデュースによるオルタナティブかつ刺激的なトラックとの抜群の相性を見せながら、Kvi Babaの世界観が大きなスケールで全編に展開されており、表現者としての高いポテンシャルを強く印象付けた力作。
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