Juno to Jupiter

Juno to Jupiter

木星の大気や磁場を調査するため、2011年に打ち上げられたNASAの宇宙探査機ジュノーをテーマとしたアルバム。アカデミー賞受賞作曲家であるヴァンゲリスにとって久々の大作となった今作は、スケール感あふれる美しくドラマチックな音楽で、ジュノーの革新的な挑戦をたたえている。トレードマークであるシンセサイザーを駆使しながら、木星の電磁波音や、ミッションコントロールセンターからの指令の声、そして「Juno’s Tender Call」と「Juno’s Accomplishments」ではソプラノ歌手アンジェラ・ゲオルギューによる宇宙空間にこだまするようなボカリーズを織り交ぜ、独自の音世界を構築している。広大な宇宙を貫くジュノーの電波信号を使った「Out in Space」は、ピュアで上質なヴァンゲリスらしい一曲。木星の圧倒的なパワーと渡り合おうとするかのような「Zeus Almighty」では神話と科学が交差し、ラストを飾る「In Serenitatem」のシンプルな美しさは、木星の軌道を静かに周回するジュノーの姿を思わせる。

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