ニューオーリンズの伝説的ピアニストで、アイパッチをつけた個性的なルックスで知られるJames Booker。15歳でデビューを飾った後、セッションミュージシャンとして豊富な経験を積みながら、即興性に富んだアップビートな演奏を体得。幼少期に学んだクラシック音楽の素養が随所に感じられるモチーフと展開に、ジャズやR&B、ゴスペルを下地に独特のアレンジを施したプレイの多彩さは見事というしかない。このJames Booker名義のファーストアルバムでは、ショパンの"ワルツ第6番"(通称"子犬のワルツ")を改作した"Black Minute Waltz"や、力強いストライド奏法が印象的なジャズスタンダート"On the Sunny Side of Street"ほか、名演がずらり。表題曲での生きる喜びに満ちたハイトーンの歌声は、リスナーの心をとらえて離さないオーラにあふれている。
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