JUMP ROPE FREAKS

JUMP ROPE FREAKS

ソングライターの吉田崇展を中心とする3ピースバンド、ズーカラデル。彼らのメジャー移籍後初のアルバムは、ロードムービーのような趣がある。地に足の着いたリズムと朗らかなコーラスに彩られたオープニングナンバー「まちのひ」で彼らは、“まだ旅の途中 全然進んでないけど”と歌う。そして「どこでもいいから」では甲州街道をタクシーで飛ばし、「ウズラ」では“がらがらの街”を歩き、「稲妻」では迷い込んだ路地裏で朝を待つ。景色は次々と移り変わるが、アルバムの最後を飾る「ジャンプロープフリークス」では、“僕らはどこも行けずに それでも跳び続けるのをやめない”と歌う。この物語の主人公はいたって普通の人間で、ドラマチックな出来事も起こらず、人生の答えにはなかなかたどり着かない。地味な道のりかもしれないが、希望と諦念を繰り返しながら日々は続くし、人生も続く。その積み重ねが自分を作っていることをズーカラデルの歌は教えてくれる。

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