幼い頃より姉たちと共にステージに立っていたジュディ・ガーランド。16歳の時にミュージカル映画『オズの魔法使い』の主人公ドロシー役に抜擢され、一躍トップスターとなった。もちろん、その評価は彼女の歌声があってこそ。キャリアを通じて強烈なシャウトを響かせ、女優としての激しい浮き沈みを繰り返しながらも、ステージでは圧倒的なテクニックで魅了した。本作は、1961年にニューヨークのカーネギーホールで行われたコンサートの音源を収録した名盤。観客から永遠に続く拍手が捧げられた名演に、最優秀アルバム賞を含む4つのグラミー賞が贈られた。