J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)

国際的に活躍する演奏家が満を持して全曲録音したのは、バイオリニストのバイブルともいわれるバッハの名作。諏訪内晶子は1990年のチャイコフスキー国際コンクールを18歳で制し、その後は当代きっての指揮者や世界的オーケストラとの共演でオーディエンスを魅了し続けてきた。1996年にリリースしたファーストアルバムから25年の節目にレコーディングした本作で諏訪内が手にしているのは、グァルネリ・デル・ジェスによる名器“チャールズ・リード”。バッハの無伴奏は、文字通り他の楽器の伴奏に支えられることなく、バイオリン一本ですべての音を奏でる作品だ。プレイヤーの個性を存分に発揮できるのと同時に、演奏の機微や楽器の特性のすべてがあらわになる様式でもある。本作においてはこの名器の豊かで輝くばかりに美しい音色が諏訪内の最良のパートナーとなり、彼女の卓越した技巧とたおやかで気品に満ちた表現を余すところなく伝えてくれる。バッハが描いたバイオリンの小宇宙を、極上のパフォーマンスで堪能できるアルバムだ。

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