J.S.バッハ: ピアノ・トランスクリプションズ (Bonus Track Version)

J.S.バッハ: ピアノ・トランスクリプションズ (Bonus Track Version)

ピアニストの福間洸太朗は、2020年にベートーヴェンのピアノソナタを奏でたアルバムをリリースし、大きな称賛を受けた。そんな彼が本作で取り組んだのはバッハの楽曲であり、後世の作曲家がピアノのために編曲したものだ。ここには、デイム・マイラ・ヘスによる「主よ、人の望みの喜びよ」、Alexander Silotiによるうっとりするような「前奏曲 ロ短調 BWV 855a」、フェルッチオ・ブゾーニによる3つのコラールなど、とりわけ高い人気を誇るバッハ作品のピアノ編曲版が並んでいる。これらの楽曲を演奏する福間は、その豊かなイマジネーションと盤石の技術を存分に披露しており、また『マタイ受難曲』の息をのむようなアリア「憐れみ給え、わが神よ」では自ら編曲し、原曲の美しさをソロピアノで見事に表現している。リスナーの心に安らぎと希望を届ける快作。

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