In a Time Lapse

In a Time Lapse

独特の趣をまとった心に残る楽曲を生み出し、シネマティックな要素や文学的な側面を加味することを得意とするイタリアの作曲家/ピアニスト、ルドヴィコ・エイナウディ。彼は、ヴァージニア・ウルフをはじめとする作家たちの作品に基づいたアルバムもいくつか制作している。2013年にリリースされた本作『In a Time Lapse』は、19世紀アメリカの詩人で思想家、ヘンリー・デイヴィッド・ソローにインスパイアされた作品だ。「Time Lapse」では、かすみがかったような電子音によるオープニングに続いて、シンプルで切ない響きのピアノ、少ない音数で絶妙な効果を発揮するエレクトリックギター、そして、長い音符のストリングスが次第に重なり合っていく。「Discovery At Night」は1970年代のピアノロックをほうふつさせるメロディラインを有し、「Waterways」ではストリングスとピアノが奏でるシンプルな和音と旋律に電気的に加工されたバスドラムの音が加わることで、穏やかでいながら力強い水の流れをイメージさせる。「Life」「Orbits」「Experience」「Underwood」でヴァイオリンの独奏を披露するのは、当代きっての名手の一人であるダニエル・ホープだ。

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