Hollywood's Bleeding

Hollywood's Bleeding

前作『beerbongs & bentleys』で、ラップスターの彼がロックスターでもあることを高らかに宣言したポスト・マローン。キャリアを積み重ねてきたロサンゼルスからソルトレイクシティに拠点を移して発表したサードアルバム。トラップとロック、カントリーなどを横断するクロスオーバースタイルと、それをナチュラルに成立させる豊かな歌心。普遍的な魅力をたたえたフックの名手は、その表現力をさらに拡げ、オジー・オズボーンをフィーチャーした「Take What You Want」に象徴されるヘヴィメタル、グランジやエモなど、多彩なロックテイストを作品に散りばめている。レイ・シュリマーのSwae Leeを迎えた「サンフラワー」と、失恋がテーマのポップロックナンバー「Circles」という2曲の全米ナンバーワンヒットに加え、勢いに乗る若手ラッパー、ダベイビーとリル・ベイビー、女性アーティストのホールジーやSZAといったゲストのチョイスも隙がなく、ラップスターはポップスターであることも証明している。

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