20曲、1時間1分

スタッフメモ

「長年にわたって、ポップスターは天使か、または神のような存在だと思われてきた」とメイベルはApple Musicに語る。「でもここ数年になって、アーティストたちが『どうだっていいや。自分はただの人間にしかなれない』と言い始めたような気がする」。
「High Expectations」はとても人間的かつ正直な、とても素敵なポップアルバムである。リリースを楽しみにしていた人たちにとっては待ちに待ったアルバムであり(「自分の声を探すために、たくさんの試行錯誤やストレスが必須だった」と彼女は語る)、その内容は、創作者の意図を明確に示した最高に素晴らしい作品だ。「もし10代の頃に自分のアイドルから『私だってすごく不安だし、眠れない日もあるし、他人が自分のことをどう思っているか心配だし、これまでにもたくさんの後悔がある』と言われていたら、私は間違いなく最高の気分になっていたと思う。それによって、孤独感がずっと少なくなっていたはずだから」  それゆえ、メイベルは非常にキャッチーなR&Bポップをたくさん用意して、2019年における最も包括的で、力強く、祝福すべき作品を作り上げた。ここでは収録曲について、彼女自身が一曲ずつ解説する。


"High Expectations (Intro)”
この曲は約2年前にTre Jean Marie(リトル・ミックス、バーナ・ボーイなど手掛けた)とJoel Compassと一緒に書いたの。私は信じられないほど野心的だった、子どもの頃の自分について考えていた。危険なくらいハードルを上げて、自分自身にかなりのプレッシャーを与えていたの。そしてすぐに、他人にも同じことを期待するようになった。特に恋愛関係において。それは概して私について多くを語っていると思うわ。このアルバムの一部分では、私がそういったことを批判しているの。


"Bad Behaviour”

これは私たち女の子にとっての楽しみについて書いた曲。まさに素晴らしい夜に連れ戻してくれるような、そんなヴァイブを持った曲を作りたかったの。とある夜を過ごした翌日に書いたのだけど、朝起きたときになんだかじっとしていられなくて。その夜について曲を書くことは、ただインスタグラムに投稿するよりも間違いなく良かった。この曲は”人々を良い気分にさせる"というこのアルバムのテーマを論じているの。


"Don't Call Me Up”

これは私の大切な小さな曲(笑)。この曲にはこれからもずっと感謝し続けるわ。私の人生を変えたようなものだもの。完成させたとき、スタジオでちょっと圧倒されたことを覚えている。人はこの曲の持つ感情にとても反応すると思う。毎日いろんな人から、「最悪な男と付き合っていたけれど、あなたの曲を何度も聴いていたら、絶対に無理だと思っていたのに彼と別れることができた」ってメッセージが届くの。素晴らしくパワフルだし、本当にうれしいわ。女の子たちが互いに曲を聞かせ合うというアイデアが大好き。


"FML"

これはLAでMarlon RoudetteとOakとSarah Aaronsと一緒に書いた曲で、本当に素晴らしいスタジオ体験だった。まさに自分の中からあふれ出た曲なの。私はすべてのことについてポジティブであろうと心がけているけれど、日常の生活ではそれが難しいこともある。ちょうどこのときは難しい状況に直面していて、「フ○ック!」という感じだった。なぜ恋愛関係がうまくいかなかったのか、私には理解できなかったの。考えるべきではないことを考えていたわ。”あなたは何をしているんだろう/どこにいるんだろう/何がダメだったのか教えて”といった具合にね。実を言うと”FML”の時期は、"Don’t Call Me Up”の時期よりもずっと前のことよ。でも、仕上がりには満足しているわ。クソみたいな状況がどんな気分なのかを示しているし、それって実はすごく力強いことなの。


"We Don't Say"

これは恋愛関係における混乱する時期についての曲。自分の本当の気持ちを伝えれば良かったと考える時期ね。もし伝えていれば別れることはなかったかもしれないから。勇気を出してジャンプしながら、「この人もジャンプしてくれるかな?」と考えるの。どちらかが必ずやらなくちゃいけないのよ。この曲、サウンドもプロダクションもすべてが素晴らしいわ。


"Selfish Love" (feat. Kamille)

私にとってコラボレーションはもちろんとても大切で、ボーナストラックに達したら取り掛かることにしている。でも、今回のデビューアルバムでは自分自身のストーリーを伝えることがとても重要だった。それでも、Kamilleをフィーチャーしたこの曲は、ものすごく大切なの。彼女はこのアルバムにとってなくてはならない存在だったから。私の自信を高めてくれただけでなく、素晴らしい友だちであり、共同ライターであってくれた。だからこの曲を書いたとき、彼女に参加してもらうのは当然のことだと思った。特に私たちはこの曲のテーマにすごく共感していたしね。女性は男ならやらなくてもいいようなことをたくさん期待されている。全力を尽くすことは女性であることの一部よ。この曲はなぜ女性がそうしなければならないのか、疑問を投げかけているの。


"Lucky (Interlude)"

子どもの頃から聴いてきたたくさんのレコードの中で、間奏曲(Interlude)がとても重要だったの。だから、何曲か入れられたらいいなと思っていたし、それによってアルバムを少し分けることができると思った。”Lucky"はちょっとしたフリースタイルよ。ソーシャルメディアやそれにまつわるすべてのことなど、私は自分の仕事が持つ特定の側面に苦労しているのだけど、そういう気分のときでさえ、自分がとてもラッキーだと感じるの。自分はこの人生を生きていて幸運だ、って自覚している。だから、これは私にとってのちょっとしたすてきな時間なの。落ち込んでいるときは、自分にそのことを思い出させるために歌ってきたのよ。


"Mad Love"

これは"Don’t Call Me Up"の直後に書いた曲。"Don’t Call Me Up Pt. II”を作る代わりに、誰かと相思相愛な時の美しくてシンプルな時間を捉えたかった。女の子は男を待つよう期待されることが多いけど、率先して欲しいものをつかむことも大切だってメッセージを伝えたかった。


"Trouble"

“Trouble"は情熱とドラマの間に線を引くことについての曲。例えば、この恋愛関係は私たちがすごく情熱的に愛し合っているからドラマティックなの?愛にあふれているからこじれているの?それとも、私の人生には必要のないただのドラマなの?という感じ。私にとってその線引きがとてもむずかしいから、自分が理解するために曲を書きたかったの。


"Put Your Name on It"
これはアルバムのコンセプトを決めてから最初に書いた曲の一つ。ハードルを高く設定して、自分がどのような扱いを受けるべきかわかっているのだと主張しているの。男たちに対して、「ふざけないで。私はここよ。あなたのために準備ができているわ。あなたは何を待っているの?もし与えられないのなら、私の時間を無駄にしないで」と伝えているのよ。それは間違いなく若い女性たちに送るべき非常に重要なメッセージだと思うわ。人々はあなたをからかって、ひどい扱いをしようとするけれど、人生は短すぎるのよ。誰かに遊ばれるには、人生は短すぎるわ。


"Stckhlm Syndrome (Interlude)"

ストックホルムは私にとって間違いなくとても大切な場所。自分が育った場所だし(メイベルの母親はスウェーデン人アーティストのネナ・チェリー)、自分という人間が形成される上でたくさんの良いことが起こった。でも、そこには私が伝えるべきこともあったの。ストックホルムで過ごしてた頃、閉じ込められたような気分になったこともあった。美しいけれどとても小さい町で、特にティーンエイジャーの頃は自分探しをしている最中だもの。もっと多様性や狂気が必要だと感じていた。この曲では街そのものが有毒な恋愛関係になって、自分が相手の人質になっていることに気づくの。でも、犯人と恋に落ちてしまうのよ。自分が育った場所に対してはさまざまな感情を抱くことができるわ。


"OK (Anxiety Anthem)"

これは書くのが最も難しかった曲。私は正直なライターである自分を誇りに思っているので、恋愛や人生における他のことと同じくらい、自分のある部分についても正直であるべき責任を感じたの。それは、私の人生を通して抱えてきた不安について。頭の中で聞こえるあの小さな声のことよ。だから、それはものすごく重要なこと。どうやって書けばいいのかわかるまで、かなり長い時間がかかったわ。だって、自分の本当の気持ちを理解する必要があったから。私はそのことをすごく恥じていて、人に話すのが恥ずかしかったのだと思う。弱く感じてしまったの。それから去年になって辛い時期を過ごした後、(自分の不安な気持ちは)弱さを映し出すものではないこと、恥ずかしがる代わりに、自分の経験を他の人に話すことによって、他の人もオープンになれるのではないかということに気づいたの。セッション当日でさえ、起きて着替えてメイクしてから8時間悩むべきか、それともセッションをキャンセルしてしまおうか考えていたわ。そしたら、それまでには考えもしなかった3つ目の選択肢があることに気づいた。自分の気持ちに任せて、正直でいるという選択肢にね。


"I Belong to Me"

こんな調子で(アルバムを)終わらせることが重要だったの。だって、自分が経験したすべてのことについて、ポジティブなものもネガティブなものも曲にしてアルバムで歌ったら、反対側に出ることができて、そのすべてを受け入れられたから。私は私のままで幸せ。それはすごく重要なメッセージだと思う。「結局のところ、私は私でしかないの。私はありのままの自分を愛するために最善を尽くすから、あなたもそうするべき。だって、そうしなかったら人間関係も何もかもめちゃくちゃになってしまうから」ということ。だから、実際にこの曲は書いていて楽しかった。ハーモニーを歌うのも、ものすごく楽しかったの。何時間もかけてすべてのヴォーカルをトラッキングしたのよ。いつまででもやってられる作業だった。


"High Expectations (Outro)"
元に戻すというアイデアがすごく気に入ったの。それと、もしアルバムをリピート再生して聴きたかったら…ぜひそうしてほしいわ!…これは戻るのに良い方法。アルバムを終わらせたり始めたりするクラシックな手法よ。すごくシンプルで好き。


Bonus Tracks!

"Finders Keepers" (feat. Kojo Funds) 

これは自分の自信を見つけられた曲。過去に発表した音楽について後悔はないけれど、この時点では間違いなく自分のものだと感じられた。Kojoにもとても感謝しているわ。大ファンだったし、すごく良い仕事をしてくれたと思う。彼がいなかったら、このようには仕上がっていなかったと思う。

"Fine Line"

自分の曲がクラブでプレイされて人々を躍らせた最初の経験は"Finger Keepers”という曲だった。だから、もう1度そういう曲を作りたかったの。"Fine Line”は、恋愛において「これって最高なのかな?それとも最悪になってしまうのかな?」と考えるような、エキサイティングな時期についての曲なの。


"My Lover" (Mabel & Not3s)

Not3sは曲作りのプロセスについて、私にたくさんのことを教えてくれた。私たちは一緒にたくさん成長したの。アルバムに収録した多くの曲は、彼がいなければ今のような形には仕上がらなかった。なぜなら、彼は私にスタジオで恐怖心を捨てることを教えてくれたから。彼はいつもブースに入ってからどうするかを考えるの。20分ほど言葉もなく、何かブツブツ言いながら、失敗して笑うことを恐れていないわ。他の人が聴いているし、バカみたいに思われたくないから、私には怖くてできないと伝えたの。そうしたら彼がブースに来てくれて、楽しくなるように一緒にバカをやってくれたのよ。


"Ring Ring" (Mabel & ジャックス・ジョーンズ feat. リッチ・ザ・キッド)

Not3sがブースで大胆になるよう教えてくれなかったら、この曲は誕生していなかった。基本的にはフリースタイルの曲。私たちは異なる音楽的なバックグラウンドの出身だから、ジャックスとのセッションは最初は難しかった。でも素晴らしいミュージシャンであり、すごい人なので、私は彼を信用したわ。絆が生まれると何かが出てくるの。とはいえ、スタジオでの初日は何もできなかった。2日目の終わりに私が30分間フリースタイルしたら、ジャックスがトラックを送ってくれたの。彼はいろいろなセクションを切り刻んで曲にしてくれた。それに本作では携帯電話について、自分がとても入り混じったメッセージを送っていることも楽しんでいる。("Don’t Call Me Up”では)電話してほしくなかったはずが、この曲では電話に出てほしくて仕方ないの(笑)。


"Cigarette"

この曲は一番楽しかった。RAYEは素晴らしいシンガーソングライターで、ステフ(UKのラッパー、ステフロン・ドン)は”自然の力"よ。私たちは本当に友だちだから、この曲には信ぴょう性があるのだと思う。実際、スタジオで一斉にみんなでレコーディングしたの。みんながお互いのアドリブに乗っていることが聴き取れるんじゃないかな。


"Not Sayin’"

この曲はちょっと生意気に、「あなたに対する気持ち、私は100パーセントは確信がないけれど、そばにいて、2人にこれから何が起きるか様子を見てみよう」って歌ってる曲なの。

スタッフメモ

「長年にわたって、ポップスターは天使か、または神のような存在だと思われてきた」とメイベルはApple Musicに語る。「でもここ数年になって、アーティストたちが『どうだっていいや。自分はただの人間にしかなれない』と言い始めたような気がする」。
「High Expectations」はとても人間的かつ正直な、とても素敵なポップアルバムである。リリースを楽しみにしていた人たちにとっては待ちに待ったアルバムであり(「自分の声を探すために、たくさんの試行錯誤やストレスが必須だった」と彼女は語る)、その内容は、創作者の意図を明確に示した最高に素晴らしい作品だ。「もし10代の頃に自分のアイドルから『私だってすごく不安だし、眠れない日もあるし、他人が自分のことをどう思っているか心配だし、これまでにもたくさんの後悔がある』と言われていたら、私は間違いなく最高の気分になっていたと思う。それによって、孤独感がずっと少なくなっていたはずだから」  それゆえ、メイベルは非常にキャッチーなR&Bポップをたくさん用意して、2019年における最も包括的で、力強く、祝福すべき作品を作り上げた。ここでは収録曲について、彼女自身が一曲ずつ解説する。


"High Expectations (Intro)”
この曲は約2年前にTre Jean Marie(リトル・ミックス、バーナ・ボーイなど手掛けた)とJoel Compassと一緒に書いたの。私は信じられないほど野心的だった、子どもの頃の自分について考えていた。危険なくらいハードルを上げて、自分自身にかなりのプレッシャーを与えていたの。そしてすぐに、他人にも同じことを期待するようになった。特に恋愛関係において。それは概して私について多くを語っていると思うわ。このアルバムの一部分では、私がそういったことを批判しているの。


"Bad Behaviour”

これは私たち女の子にとっての楽しみについて書いた曲。まさに素晴らしい夜に連れ戻してくれるような、そんなヴァイブを持った曲を作りたかったの。とある夜を過ごした翌日に書いたのだけど、朝起きたときになんだかじっとしていられなくて。その夜について曲を書くことは、ただインスタグラムに投稿するよりも間違いなく良かった。この曲は”人々を良い気分にさせる"というこのアルバムのテーマを論じているの。


"Don't Call Me Up”

これは私の大切な小さな曲(笑)。この曲にはこれからもずっと感謝し続けるわ。私の人生を変えたようなものだもの。完成させたとき、スタジオでちょっと圧倒されたことを覚えている。人はこの曲の持つ感情にとても反応すると思う。毎日いろんな人から、「最悪な男と付き合っていたけれど、あなたの曲を何度も聴いていたら、絶対に無理だと思っていたのに彼と別れることができた」ってメッセージが届くの。素晴らしくパワフルだし、本当にうれしいわ。女の子たちが互いに曲を聞かせ合うというアイデアが大好き。


"FML"

これはLAでMarlon RoudetteとOakとSarah Aaronsと一緒に書いた曲で、本当に素晴らしいスタジオ体験だった。まさに自分の中からあふれ出た曲なの。私はすべてのことについてポジティブであろうと心がけているけれど、日常の生活ではそれが難しいこともある。ちょうどこのときは難しい状況に直面していて、「フ○ック!」という感じだった。なぜ恋愛関係がうまくいかなかったのか、私には理解できなかったの。考えるべきではないことを考えていたわ。”あなたは何をしているんだろう/どこにいるんだろう/何がダメだったのか教えて”といった具合にね。実を言うと”FML”の時期は、"Don’t Call Me Up”の時期よりもずっと前のことよ。でも、仕上がりには満足しているわ。クソみたいな状況がどんな気分なのかを示しているし、それって実はすごく力強いことなの。


"We Don't Say"

これは恋愛関係における混乱する時期についての曲。自分の本当の気持ちを伝えれば良かったと考える時期ね。もし伝えていれば別れることはなかったかもしれないから。勇気を出してジャンプしながら、「この人もジャンプしてくれるかな?」と考えるの。どちらかが必ずやらなくちゃいけないのよ。この曲、サウンドもプロダクションもすべてが素晴らしいわ。


"Selfish Love" (feat. Kamille)

私にとってコラボレーションはもちろんとても大切で、ボーナストラックに達したら取り掛かることにしている。でも、今回のデビューアルバムでは自分自身のストーリーを伝えることがとても重要だった。それでも、Kamilleをフィーチャーしたこの曲は、ものすごく大切なの。彼女はこのアルバムにとってなくてはならない存在だったから。私の自信を高めてくれただけでなく、素晴らしい友だちであり、共同ライターであってくれた。だからこの曲を書いたとき、彼女に参加してもらうのは当然のことだと思った。特に私たちはこの曲のテーマにすごく共感していたしね。女性は男ならやらなくてもいいようなことをたくさん期待されている。全力を尽くすことは女性であることの一部よ。この曲はなぜ女性がそうしなければならないのか、疑問を投げかけているの。


"Lucky (Interlude)"

子どもの頃から聴いてきたたくさんのレコードの中で、間奏曲(Interlude)がとても重要だったの。だから、何曲か入れられたらいいなと思っていたし、それによってアルバムを少し分けることができると思った。”Lucky"はちょっとしたフリースタイルよ。ソーシャルメディアやそれにまつわるすべてのことなど、私は自分の仕事が持つ特定の側面に苦労しているのだけど、そういう気分のときでさえ、自分がとてもラッキーだと感じるの。自分はこの人生を生きていて幸運だ、って自覚している。だから、これは私にとってのちょっとしたすてきな時間なの。落ち込んでいるときは、自分にそのことを思い出させるために歌ってきたのよ。


"Mad Love"

これは"Don’t Call Me Up"の直後に書いた曲。"Don’t Call Me Up Pt. II”を作る代わりに、誰かと相思相愛な時の美しくてシンプルな時間を捉えたかった。女の子は男を待つよう期待されることが多いけど、率先して欲しいものをつかむことも大切だってメッセージを伝えたかった。


"Trouble"

“Trouble"は情熱とドラマの間に線を引くことについての曲。例えば、この恋愛関係は私たちがすごく情熱的に愛し合っているからドラマティックなの?愛にあふれているからこじれているの?それとも、私の人生には必要のないただのドラマなの?という感じ。私にとってその線引きがとてもむずかしいから、自分が理解するために曲を書きたかったの。


"Put Your Name on It"
これはアルバムのコンセプトを決めてから最初に書いた曲の一つ。ハードルを高く設定して、自分がどのような扱いを受けるべきかわかっているのだと主張しているの。男たちに対して、「ふざけないで。私はここよ。あなたのために準備ができているわ。あなたは何を待っているの?もし与えられないのなら、私の時間を無駄にしないで」と伝えているのよ。それは間違いなく若い女性たちに送るべき非常に重要なメッセージだと思うわ。人々はあなたをからかって、ひどい扱いをしようとするけれど、人生は短すぎるのよ。誰かに遊ばれるには、人生は短すぎるわ。


"Stckhlm Syndrome (Interlude)"

ストックホルムは私にとって間違いなくとても大切な場所。自分が育った場所だし(メイベルの母親はスウェーデン人アーティストのネナ・チェリー)、自分という人間が形成される上でたくさんの良いことが起こった。でも、そこには私が伝えるべきこともあったの。ストックホルムで過ごしてた頃、閉じ込められたような気分になったこともあった。美しいけれどとても小さい町で、特にティーンエイジャーの頃は自分探しをしている最中だもの。もっと多様性や狂気が必要だと感じていた。この曲では街そのものが有毒な恋愛関係になって、自分が相手の人質になっていることに気づくの。でも、犯人と恋に落ちてしまうのよ。自分が育った場所に対してはさまざまな感情を抱くことができるわ。


"OK (Anxiety Anthem)"

これは書くのが最も難しかった曲。私は正直なライターである自分を誇りに思っているので、恋愛や人生における他のことと同じくらい、自分のある部分についても正直であるべき責任を感じたの。それは、私の人生を通して抱えてきた不安について。頭の中で聞こえるあの小さな声のことよ。だから、それはものすごく重要なこと。どうやって書けばいいのかわかるまで、かなり長い時間がかかったわ。だって、自分の本当の気持ちを理解する必要があったから。私はそのことをすごく恥じていて、人に話すのが恥ずかしかったのだと思う。弱く感じてしまったの。それから去年になって辛い時期を過ごした後、(自分の不安な気持ちは)弱さを映し出すものではないこと、恥ずかしがる代わりに、自分の経験を他の人に話すことによって、他の人もオープンになれるのではないかということに気づいたの。セッション当日でさえ、起きて着替えてメイクしてから8時間悩むべきか、それともセッションをキャンセルしてしまおうか考えていたわ。そしたら、それまでには考えもしなかった3つ目の選択肢があることに気づいた。自分の気持ちに任せて、正直でいるという選択肢にね。


"I Belong to Me"

こんな調子で(アルバムを)終わらせることが重要だったの。だって、自分が経験したすべてのことについて、ポジティブなものもネガティブなものも曲にしてアルバムで歌ったら、反対側に出ることができて、そのすべてを受け入れられたから。私は私のままで幸せ。それはすごく重要なメッセージだと思う。「結局のところ、私は私でしかないの。私はありのままの自分を愛するために最善を尽くすから、あなたもそうするべき。だって、そうしなかったら人間関係も何もかもめちゃくちゃになってしまうから」ということ。だから、実際にこの曲は書いていて楽しかった。ハーモニーを歌うのも、ものすごく楽しかったの。何時間もかけてすべてのヴォーカルをトラッキングしたのよ。いつまででもやってられる作業だった。


"High Expectations (Outro)"
元に戻すというアイデアがすごく気に入ったの。それと、もしアルバムをリピート再生して聴きたかったら…ぜひそうしてほしいわ!…これは戻るのに良い方法。アルバムを終わらせたり始めたりするクラシックな手法よ。すごくシンプルで好き。


Bonus Tracks!

"Finders Keepers" (feat. Kojo Funds) 

これは自分の自信を見つけられた曲。過去に発表した音楽について後悔はないけれど、この時点では間違いなく自分のものだと感じられた。Kojoにもとても感謝しているわ。大ファンだったし、すごく良い仕事をしてくれたと思う。彼がいなかったら、このようには仕上がっていなかったと思う。

"Fine Line"

自分の曲がクラブでプレイされて人々を躍らせた最初の経験は"Finger Keepers”という曲だった。だから、もう1度そういう曲を作りたかったの。"Fine Line”は、恋愛において「これって最高なのかな?それとも最悪になってしまうのかな?」と考えるような、エキサイティングな時期についての曲なの。


"My Lover" (Mabel & Not3s)

Not3sは曲作りのプロセスについて、私にたくさんのことを教えてくれた。私たちは一緒にたくさん成長したの。アルバムに収録した多くの曲は、彼がいなければ今のような形には仕上がらなかった。なぜなら、彼は私にスタジオで恐怖心を捨てることを教えてくれたから。彼はいつもブースに入ってからどうするかを考えるの。20分ほど言葉もなく、何かブツブツ言いながら、失敗して笑うことを恐れていないわ。他の人が聴いているし、バカみたいに思われたくないから、私には怖くてできないと伝えたの。そうしたら彼がブースに来てくれて、楽しくなるように一緒にバカをやってくれたのよ。


"Ring Ring" (Mabel & ジャックス・ジョーンズ feat. リッチ・ザ・キッド)

Not3sがブースで大胆になるよう教えてくれなかったら、この曲は誕生していなかった。基本的にはフリースタイルの曲。私たちは異なる音楽的なバックグラウンドの出身だから、ジャックスとのセッションは最初は難しかった。でも素晴らしいミュージシャンであり、すごい人なので、私は彼を信用したわ。絆が生まれると何かが出てくるの。とはいえ、スタジオでの初日は何もできなかった。2日目の終わりに私が30分間フリースタイルしたら、ジャックスがトラックを送ってくれたの。彼はいろいろなセクションを切り刻んで曲にしてくれた。それに本作では携帯電話について、自分がとても入り混じったメッセージを送っていることも楽しんでいる。("Don’t Call Me Up”では)電話してほしくなかったはずが、この曲では電話に出てほしくて仕方ないの(笑)。


"Cigarette"

この曲は一番楽しかった。RAYEは素晴らしいシンガーソングライターで、ステフ(UKのラッパー、ステフロン・ドン)は”自然の力"よ。私たちは本当に友だちだから、この曲には信ぴょう性があるのだと思う。実際、スタジオで一斉にみんなでレコーディングしたの。みんながお互いのアドリブに乗っていることが聴き取れるんじゃないかな。


"Not Sayin’"

この曲はちょっと生意気に、「あなたに対する気持ち、私は100パーセントは確信がないけれど、そばにいて、2人にこれから何が起きるか様子を見てみよう」って歌ってる曲なの。

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