GUYS

GUYS

1990年の『SEE YA』以来、2度目のロンドンレコーディングを行った15作目のオリジナルアルバム。ダブルミリオンを記録した1991年の前作『TREE』のプレッシャーをものともせず、2人の巨大な才能はさらに広く深く音楽の世界を追求していった。「孤独の海 投げ出されると決めている」と歌うタイトル曲「GUYS」のハードボイルドな覚悟には、思わず武者震いしてしまう。とろけるようなスローバラード「if」、ジャズファンク調の「HANG UP THE PHONE」、グルーヴィなファンクロック「CRIMSON」、世界平和への祈りを込めた「世界にMerry X'mas」。フォークや歌謡曲の要素は影を潜め、楽曲の壮大な世界観に導かれるように、イギリスと日本の敏腕ミュージシャンがダイナミックな音像を紡ぎ出している。まだバブルの余韻が残る時代、シーンの頂点に君臨していた“GUYS”は音楽的な探究を真摯(しんし)に深め、途方もない熱量を放っていた。