6曲、20分

スタッフメモ

日本の工業地帯として知られる神奈川県川崎市を拠点に活動する、8人組のラップグループ、BAD HOP。メンバーであるT-Pablow、YZERR、Tiji Jojo、Benjazzy、Yellow Pato、G-k.i.d、Vingo、Barkそれぞれがタフなバックグラウンドを持ち、若干23歳にして日本武道館での公演を成功させるなど、今日本の若いリスナーを中心に絶大な人気を誇るヒップホップクルーだ。数ある魅力の中で、聴く者の心を最も揺さぶるのが、その偽りのないリアルなリリックだろう。複雑な家庭環境で育った自らの境遇や、地元の貧困の状況をありのままの言葉で表現し、それをBAD HOPのエネルギーに変えて、成功への道を切り拓いてきた。

今回、彼らにとって初めての海外制作に踏み切ったBAD HOP。ロサンゼルス の地に降り立ち、ジェイ・Zやカニエ・ウェストらと同じスタジオで、ケンドリック・ラマーらを過去に手がけたエンジニアと共に、このEP「Lift Off」を作り上げた。そして本作に参加したのはMurda Beatz、Metro Boomin、Wheezy、Turbo、Mike Will Made-It、Mustardなど、あまたのヒット曲を生み出し、名だたる賞を手にしてきた敏腕プロデューサーたち。海を越え、ヒップホップのネクストレベルに挑戦した意欲作に仕上がった。制作中のエピソードについて、YZERRはこう語る。「レコーディングのプロセスは、普段の僕たちのやり方とそんなに変わらないんだということが分かりました。エンジニアの方に聞いたら、実際にUSの若いラッパーたちも僕たちと同じ手法で録っていることが多いみたいで、『最終的にはやっぱりそこに当たるんだ、自分たちは間違ってなかったな』と強く思ったんです」。ただ、彼らが実感したのは自信だけではない。名だたるプロデューサーたちとのセッションは、学びと挑戦の場でもあり、8人のMCそれぞれが試行錯誤しながらフロウやリリックをビートにぶつけていった。「みんなが共通で感じたことは、『悔しい』という気持ち。スキルやレベルが足りないなと思うこともありました。帰国してからは、もう一度LAに行けるためには何ができるかってことをいつも考えています」。

本作は彼らのキャリアにとっても大きなマイルストーンとなったという。「『Lift Off』の制作を経て、もっと自分たちのやりたいようにやっていいんだというモチベーションにも繋がった。これからもクオリティを高めていって、日本のヒップホップをもっと世界に知ってもらえるように動いていきたいです」。BAD HOPの最高到達点とも言える作品が、日本から世界へと届けられる瞬間がいよいよやってきた。このEPに収録された各楽曲をメンバーが解説する。

JET (feat. G-k.i.d, Yellow Pato & Tiji Jojo)
Yellow Pato:今回、LAでの制作で一番最初に手をつけた曲です。羽田から出発した飛行機の中での高揚感や、LAに着いて初めて空港の外に出た時の空気感を曲にしました。
G-k.i.d:「Uber」や「メルローズ」のようなワードを入れて、実際にLAで体験したことなどをリリックに入れるようにしたんです。
YZERR:最初に挑んだ曲なので、自分たちにとっても重要な曲ですね。レコーディングをスタートした時は、期待と不安が入り混じってたのを覚えています。

Double Up (feat. Tiji Jojo, Benjazzy, Vingo & T-Pablow)
Tiji Jojo:どんな内容にしようかって、みんなで話しあって最終的に"Double Up=二倍に増やす"という言葉に落ち着いたんです。こうやってアメリカに行って、自分たちは次のステージを目指しながら、知名度やお金も含めてもっと倍にしていこう、と思って。
T-Pablow:疾走感のあるビートなので、トレンド感を押し出すというよりはスタンダードなラップが合うかなと思って、レコーディングに挑みましたね。

ICHIMANYEN (feat. YZERR, Vingo & Benjazzy)
YZERR:Mike Will Made-Itが持って来てくれたビートを聴いた時に、日本っぽさがあると感じたので、すごく分かりやすい日本語のワードをタイトルに付けたいと思っていたんです。タイトルの"ICHIMANYEN(一万円)"はお金のことなんですけど、このビートでお金のことを歌ったら面白いなって。同時に、センスのない日本っぽさは出したくなかったので、バランスを保つようにしています。
Benjazzy:日本っぽさを感じるビートだからこそ、フロウにもこだわって作っていきました。

Poppin (feat. Benjazzy, YZERR & Bark)
Bark:激しいビートなので、その分難しかったですね。でも自分が思ったイメージのフロウを乗せられたんじゃないかと実感しています。
YZERR:"Double Up"とは違う、ガツガツした感じを出したかったので、そういうフロウが得意なBenjazzyにフックをお願いしたんです。プロデューサーのMustardに対しては少しファニーなイメージもあったんですけど、実際に会ってみると、音楽に対して本気で挑んでいるオーラを強く感じましたね。

Dead Coaster (feat. T-Pablow, Benjazzy & G-k.i.d)
T-Pablow:Wheezyは今すごく勢いのあるビートメイカーだし、彼が手がけたビートをもう一曲使いたかったんです。自分たちに合っていると思ったのがこのビートで、すぐに「こんな感じかな」ってイメージが浮かんできて。
Vingo:タイトルは、"死と隣り合わせ"という意味を込めています。元々は映画のタイトルだったんですけど、「ここまで来たら、もう元には戻れない」みたいなイメージで。

Foreign (feat. YZERR & Tiji Jojo)
YZERR:WheezyとTurboのビートが大好きなので、ラッパーとしてカッコいい曲に仕上げたい、かつ、曲としてのパワーも持っている曲にしたいと思って挑みました。この曲は、これまでBAD HOPがやってきた雰囲気をアップデートした一曲だと思います。ビートを聴いた時に「日本を連想させるな」と思って、霧がかかってるような竹林のイメージが浮かんできたんです。そこからフロウも自然に出てきましたね。僕たちは日本人として産まれて来たけど、ずっと海外の流行り物を身に付けて、海外の音楽を聴いて親しみを感じていた。だからこそ、日本人としてのプライドや、日本人の自分にしかできないフロウで勝負したいと思って、リリックもそう言った気持ちを込めて書いています。

このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。

スタッフメモ

日本の工業地帯として知られる神奈川県川崎市を拠点に活動する、8人組のラップグループ、BAD HOP。メンバーであるT-Pablow、YZERR、Tiji Jojo、Benjazzy、Yellow Pato、G-k.i.d、Vingo、Barkそれぞれがタフなバックグラウンドを持ち、若干23歳にして日本武道館での公演を成功させるなど、今日本の若いリスナーを中心に絶大な人気を誇るヒップホップクルーだ。数ある魅力の中で、聴く者の心を最も揺さぶるのが、その偽りのないリアルなリリックだろう。複雑な家庭環境で育った自らの境遇や、地元の貧困の状況をありのままの言葉で表現し、それをBAD HOPのエネルギーに変えて、成功への道を切り拓いてきた。

今回、彼らにとって初めての海外制作に踏み切ったBAD HOP。ロサンゼルス の地に降り立ち、ジェイ・Zやカニエ・ウェストらと同じスタジオで、ケンドリック・ラマーらを過去に手がけたエンジニアと共に、このEP「Lift Off」を作り上げた。そして本作に参加したのはMurda Beatz、Metro Boomin、Wheezy、Turbo、Mike Will Made-It、Mustardなど、あまたのヒット曲を生み出し、名だたる賞を手にしてきた敏腕プロデューサーたち。海を越え、ヒップホップのネクストレベルに挑戦した意欲作に仕上がった。制作中のエピソードについて、YZERRはこう語る。「レコーディングのプロセスは、普段の僕たちのやり方とそんなに変わらないんだということが分かりました。エンジニアの方に聞いたら、実際にUSの若いラッパーたちも僕たちと同じ手法で録っていることが多いみたいで、『最終的にはやっぱりそこに当たるんだ、自分たちは間違ってなかったな』と強く思ったんです」。ただ、彼らが実感したのは自信だけではない。名だたるプロデューサーたちとのセッションは、学びと挑戦の場でもあり、8人のMCそれぞれが試行錯誤しながらフロウやリリックをビートにぶつけていった。「みんなが共通で感じたことは、『悔しい』という気持ち。スキルやレベルが足りないなと思うこともありました。帰国してからは、もう一度LAに行けるためには何ができるかってことをいつも考えています」。

本作は彼らのキャリアにとっても大きなマイルストーンとなったという。「『Lift Off』の制作を経て、もっと自分たちのやりたいようにやっていいんだというモチベーションにも繋がった。これからもクオリティを高めていって、日本のヒップホップをもっと世界に知ってもらえるように動いていきたいです」。BAD HOPの最高到達点とも言える作品が、日本から世界へと届けられる瞬間がいよいよやってきた。このEPに収録された各楽曲をメンバーが解説する。

JET (feat. G-k.i.d, Yellow Pato & Tiji Jojo)
Yellow Pato:今回、LAでの制作で一番最初に手をつけた曲です。羽田から出発した飛行機の中での高揚感や、LAに着いて初めて空港の外に出た時の空気感を曲にしました。
G-k.i.d:「Uber」や「メルローズ」のようなワードを入れて、実際にLAで体験したことなどをリリックに入れるようにしたんです。
YZERR:最初に挑んだ曲なので、自分たちにとっても重要な曲ですね。レコーディングをスタートした時は、期待と不安が入り混じってたのを覚えています。

Double Up (feat. Tiji Jojo, Benjazzy, Vingo & T-Pablow)
Tiji Jojo:どんな内容にしようかって、みんなで話しあって最終的に"Double Up=二倍に増やす"という言葉に落ち着いたんです。こうやってアメリカに行って、自分たちは次のステージを目指しながら、知名度やお金も含めてもっと倍にしていこう、と思って。
T-Pablow:疾走感のあるビートなので、トレンド感を押し出すというよりはスタンダードなラップが合うかなと思って、レコーディングに挑みましたね。

ICHIMANYEN (feat. YZERR, Vingo & Benjazzy)
YZERR:Mike Will Made-Itが持って来てくれたビートを聴いた時に、日本っぽさがあると感じたので、すごく分かりやすい日本語のワードをタイトルに付けたいと思っていたんです。タイトルの"ICHIMANYEN(一万円)"はお金のことなんですけど、このビートでお金のことを歌ったら面白いなって。同時に、センスのない日本っぽさは出したくなかったので、バランスを保つようにしています。
Benjazzy:日本っぽさを感じるビートだからこそ、フロウにもこだわって作っていきました。

Poppin (feat. Benjazzy, YZERR & Bark)
Bark:激しいビートなので、その分難しかったですね。でも自分が思ったイメージのフロウを乗せられたんじゃないかと実感しています。
YZERR:"Double Up"とは違う、ガツガツした感じを出したかったので、そういうフロウが得意なBenjazzyにフックをお願いしたんです。プロデューサーのMustardに対しては少しファニーなイメージもあったんですけど、実際に会ってみると、音楽に対して本気で挑んでいるオーラを強く感じましたね。

Dead Coaster (feat. T-Pablow, Benjazzy & G-k.i.d)
T-Pablow:Wheezyは今すごく勢いのあるビートメイカーだし、彼が手がけたビートをもう一曲使いたかったんです。自分たちに合っていると思ったのがこのビートで、すぐに「こんな感じかな」ってイメージが浮かんできて。
Vingo:タイトルは、"死と隣り合わせ"という意味を込めています。元々は映画のタイトルだったんですけど、「ここまで来たら、もう元には戻れない」みたいなイメージで。

Foreign (feat. YZERR & Tiji Jojo)
YZERR:WheezyとTurboのビートが大好きなので、ラッパーとしてカッコいい曲に仕上げたい、かつ、曲としてのパワーも持っている曲にしたいと思って挑みました。この曲は、これまでBAD HOPがやってきた雰囲気をアップデートした一曲だと思います。ビートを聴いた時に「日本を連想させるな」と思って、霧がかかってるような竹林のイメージが浮かんできたんです。そこからフロウも自然に出てきましたね。僕たちは日本人として産まれて来たけど、ずっと海外の流行り物を身に付けて、海外の音楽を聴いて親しみを感じていた。だからこそ、日本人としてのプライドや、日本人の自分にしかできないフロウで勝負したいと思って、リリックもそう言った気持ちを込めて書いています。

このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。

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