

フォークとサイケデリックロックが融合したアシッドフォークの代表的なアーティスト、ニック・ドレイクによるファーストアルバム。ブリティッシュフォークの先達であるフェアポート・コンヴェンションのギタリスト、リチャード・トンプソンと、ペンタングルのベーシストだったダニー・トンプスン、大学時代の友人であるアレンジャーのRobert Kirbyらが参加した。深みのある歌声と文学的な歌詞、変則チューニングを施したギターの繊細な爪弾きによる緊張感の高い演奏、そして、ジャズやクラシックからの影響を織り込んだ無駄のないアレンジ。それらは時代を超えて聴き手を魅了し続け、孤高の音楽世界を浮かび上がらせる。