ロックバンドのファーストアルバムに傑作が多いことはよく知られるが、本作もその一つと言えるだろう。デビューEP『アンディとロックとベンガルトラとウィスキー』で一躍注目バンドとなったandymoriが、2009年にリリースした初のフルアルバム。世界的に巻き起こったロックンロールリバイバル・ムーブメントとリンクしたガレージ感たっぷりのサウンドと、どこかノスタルジックなメロディが美しい融合を果たし、みずみずしい和製ロックンロールが誕生した。ソングライターの小山田壮平は学生時代にバックパッカーとして海外を放浪した経験を生かして、世界の広さや美しさ、そして人類が向き合う困難や矛盾を等身大の言葉で記し、熱を帯びた真っすぐな歌声で届ける。若さゆえのプリミティブなエモーションと鋭い批評精神、そしてマイノリティに寄り添う温かな目線が混じり合った歌は、同世代のみならず、ロックを愛する幅広い年代を魅了した。12曲を32分という“すごい速さ”で駆け抜ける潔さも魅力。
andymoriのその他の作品
- 2010年
- 2013年
- SUNNY CAR WASH
- 踊ってばかりの国
- Helsinki Lambda Club / teto
- 銀杏BOYZ