

1991年にパリで生まれ、その高い演奏力と独特の演奏スタイルで、20代前半にしてバロック音楽シーンで大きな話題を集めたチェンバロ奏者、ジャン・ロンド―。コンセルヴァトワール時代の友人たちとバロックアンサンブル Nevermind を結成したほか、ジャンルを飛び越えて Note Forget なるジャズカルテットでも活動するバロック界の異端児だ。そんな彼が、ファーストリーダー作「Imagine」に続いて、バッハ親子の名曲に正面から対峙。フランス国内外で活躍中の実力派の演奏家陣をバックに従えて、チェンバロ協奏曲の名品をオリジナルな解釈で、伸びやか、かつきらびやかな演奏で聴かせる意欲作に仕上がっている。