Destined 2 Win

Destined 2 Win

セカンドアルバム『Destined 2 Win』をリリースするにあたり、Lil Tjayにはミッションがあった。「大抵の場合、ファーストアルバムを出したら、そのうちのたった一曲が大きな注目を浴びるか、アーティストとしての次のフェーズに注目されたりするようになる」と彼はApple Musicに語る。「今の俺は、自分の居場所が見つかった感じがする。ここでやってやるってことを見せつけたいんだ」。2020年に発表し、ドリルを基調とした前作のEP『State of Emergency』に続く『Destined 2 Win』は、ニューヨークを拠点とする彼ならではの、スリックな語り口による21曲が並ぶ。ブロンクス出身のLil Tjayは、「Gang Gang」「Headshot」の2つの強力なバンガーや、「Move」「Slow Down」といったキャッチーなメロウチューン、「Nuf Said」「Losses」に見られるような、友人を失うこともあるストリートの厳しい現実を描いたハードな楽曲など、さまざまな表情の楽曲を届けてくれた。2019年のデビューアルバム『True 2 Myself』と比較すると、大きな進歩を感じるはずだ。『Destined 2 Win』で歌われている内容やメロディを聴くと、Lil Tjayが最も適切なタイミングが来るまで本作を温めていたことが分かる。「このアルバムがもし出てなかったら、もっと多くの曲をリリースしていたかもしれない」とLil Tjayは続ける。「“さあ、今だぞ”というパワーを感じたんだ。来るべき時が来たんだ」。以下、アルバムの重要な鍵を握るトラックについて、Lil Tjay自身がどんなマインドで制作したのかを語ってくれた。Born 2 Be Great俺はいつだって、“自分は最高かつ特別な人間になるために生まれてきた”と感じてきた。だから、その感情をそのまま表した楽曲でアルバムをスタートしたかった。Hood Richこの曲は、昔よりも今よりも、もっと大きな存在になりたいとラップしてる。Tjay的クラシックともいえると思う。なぜなら、しばらくの間ずっと温めていてなかなかリリースしなかったから。発表のタイミングを少し待ちたかったんだ。Headshotめちゃくちゃ盛り上がった夜みたいな一曲。アルコールも少し入っていて、ビートが跳ねまくる。アグレッシブな曲。集まったラッパーたちと、スタジオでこんな風に盛り上がっていたんだ。MoveTYGAと一緒にスタジオに入っていて、いい雰囲気だった。ちょっとお酒を飲んで、女の子たちも何人かいた。この曲を船やボートの上で聴くといい感じになると思ったんだ。だから、最初からそういう雰囲気で挑んだ。Love Hurtsまさに歌詞の通り! もしこの曲の通りにうまくいかなかったら、うまくコミュニケーションが取れていないってこと。リアルな感情が詰まった曲。恋愛は時に痛みを伴うものだから。Run It UpMoneybagg Yoの曲が好きなんだ。なぜなら女たちを踊らせ続けるから。彼の曲はクラブを盛り上げるだろ。「Run It Up」が目指したのも、そんな雰囲気。この曲にはオフセットも参加してくれてる。Part of the Plan俺はヒドい状況もいろいろ経験してきた。でもどんな状況であろうと、くじけることはなかった。だからみんなにもそうあってほしいと思ってこの曲を書いたんだ。Life Changed俺は同じ場所には長くとどまらないタイプ。うまくいっている時も、なかなか俺に近づくことは難しいと思う。人生はどんどん快適になっていくんだ。自分がいる環境全体や、自分のオーラなんかもね。今じゃ、過去とは違う人間になっている。レベルアップしたんだ。Nuf Said出なきゃ、と思った電話には出る。刑務所の中にいるヤツらと話すとき、時間が経つ速さについて話したり、もうすぐいい状況が待ってる、ということを話すようにしているんだ。もし電話に出られなくとも、彼らは分かってくれるはず。なぜなら、今の俺には彼らのために出来ることがもっとたくさんあるから。

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