60代にしてキャリアのピークを迎えたトップギタリスト、ジョン・スコフィールドの66歳を飾るアルバム「Combo 66」。今回は、10年以上にわたって共演を重ね、彼が絶対の信頼を寄せるビル・スチュワート（Dr）に加えて、ヴィセンテ・アーチャー（B）、ジェラルド・クレイトン（P）という注目の若手メンバーを加えたカルテットで録音。クールなグルーヴとオルガンに、ブルージーなギターが絡みつく"キャント・ダンス"、火を吹くようなジャムを繰り広げる"アイコンズ・アット・ザ・フェア"、そして、トゥーツ・シールマンスに捧げた"キング・オブ・ベルギー"では珍しくスウィングスタイルのギターを聴かせるなど、新しいメンバーとの出会いに刺激を受けた、溌剌（はつらつ）としたプレイが楽しめる。