スタッフメモ 本作は、バッハ、ショパン、ラヴェルといったクラシックの名曲をダブ処理を用いて再構成してみせた作品。藤原ヒロシの自身名義によるフルアルバムとしては、前作から10年という歳月を経ており、前作が 「DUB CONFERENCE」 だったことを考えると、本作でも継続している「DUB」というテーマは彼のなかでも大きな意味を持っていることが伺える。クラシックの弾き直しということでイージーリスニング的なものを想起する向きもあろうが、本作はそういったトラップをするりとよけ、表層的に取られがちなアイデアをオリジナルなものに落とし込むことに成功している。 "AVE MARIA" にみるグラウンドビート的なブレイクビーツの導入、何かのアンビエントミックスかと錯覚させられもする "PIANO CONCERT" のベースライン、"REVERIE" のあたかもポップミュージックかの展開付けやビートの抜き差し、"PATHETIQUE" のもはやSEと化したパーカッション、"SWANLAKE" のエレクトロなシーケンスベース、"GYMNOPEDIES, NO.1" のドラムンベースの導入部をも思わせるダークな持続音など、たしかにここには藤原が出自とするところのクラブミュージック的な要素が散りばめられてはいるが、決して、そこだけを着地点に照準をロックしていない姿勢こそが本作が持つ豊穣さに寄与しているといえる。ゲストにエリック・クラプトンを迎えた楽曲も収録。

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