6曲、38分

タイトル 時間

評価とレビュー

5.0/5
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ブルー・タイガー

ロイドワールドへようこそ!

 1曲目の”Tagore”はロイドのフルート演奏です。ミステリアスなテーマの後、ロイドのフルートのソロが始まります。この当時のテナーサックス奏者ならたいていの人がテナーサックスの持ち替え楽器としてはソプラノサックスを使用するところをあえて、フルートでとおしているところもユニークだと思います。エキゾチックな演奏になっています。こういう所が同じく中近東のイメージで有名なテナーサックス奏者ユーゼフ・ラチーフの影響を受けているといわれている所以なのかな?と思ったりもします。
 2曲目は”Karma”です。テナーサックスによる演奏です。ジョン・コルトレーンやウェイン・ショーターの影響を受けている感じの演奏です。
 3曲目は”Little Wahid’s Day”です。これもフルートによる演奏です。テーマの後キースのピアノソロです。なめらかで透明感のある演奏は大変に新鮮な感じを受けます。柔らかさの中にも力強さのあるアドリブです。続いてロイドのフルートソロです。緊張感の中にも創造性の感じられる演奏です。
 4曲目は”Manhattan Carousel”です。テナーサックスで演奏されています。テーマがちょっと変わっています。アドリブはアップテンポでなされます。最初のキースのピアノソロはとても迫力がありまたたいへんに美しいものです。続くロイドのテナーソロも大変に迫力があります。テンポが速くなったり遅くなったりします。デ・ジョネットのドラムスも光っています。すごい演奏だと思います。
 5曲目は”European Fantasy”です。テンポがあるのかないのかわからない感じです。ニュージャッズっぽい感じの演奏です。コルトレーンが前年の1965年に問題作の「アセンション」を発表していることを考えるとその影響を受けているのかもしれません。
 6曲目は”Hej Du!”です。フルートによる演奏です。フルートによるニュージャズの演奏という感じです。
 このアルバムではチャールス・ロイドの演奏の魅力が遺憾なく発揮されていると思われます。メンバーも素晴らしく、しっかりとリーダーを支えていると思います。1966年当時すごい演奏をしていたグループだなと改めて思いました。文句なしの5つ星だと思います。

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