Castagnet: Magnificat

Castagnet: Magnificat

イヴ・カスタニエの『Magnificat』を支えているのは愛である。聖歌の慈愛に満ちたメッセージへの愛、音楽と儀式が持つパワーへの愛、そして中世に建てられたノートルダム大聖堂への愛だ。 カスタニエは1988年以来、先の大火災で深刻な損害を受けたノートルダム大聖堂の聖歌隊オルガン奏者を務めてきた。彼はこの大火災後に、ドラマチックで心を引きつけるこのマニフィカトを作曲し、聖母マリアとパリの母なる教会(“ノートルダム”は“我らの貴婦人”、つまり聖母マリアを指す)に敬意を表した。セザール・フランクやジャン・ラングレーがかつてオルガニストを務めたパリのサント・クロチルド聖堂で収録された本作には、アブラハムに約束され、イエスを通して実現した神の慈悲の偉大さと美しさが表現されている。 デュリュフレやデュプレ、フォーレを思わせる、19世紀末から20世紀のパリの典礼音楽に根ざした作曲家らしい特徴が色濃く表れたカスタニエの音楽に、パリ・ノートルダム大聖堂聖歌隊の若く輝かしい歌声とアンリ・シャレ、さらには作曲者自身によるオルガン演奏が命を吹き込んでいる。

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ