Bug (Bonus Track Version)

Bug (Bonus Track Version)

歯切れの良いキャッチーな名曲"Freak Scene"からさっそうとスタートするサードアルバム。"They Always Come"や"Let It Ride"に顕著なように、Jマスシスのダラけた歌声と轟音ギター、つんのめりながらドライブしていくリズムセクションというバンドアンサンブルは本作で完全に確立されるが、本作をもってベーシストのLou Barlowは自身のバンド、Sebadohに専念するために脱退。そんな経緯を考えると、本作が初期ラインナップでの集大成と位置付けられる。"No Bones"にある恍惚とした浮遊感、"Pond Song"のようなフォークロック曲や、ヘヴィな"The Post"を交えながら、前作よりもクリーンなプロダクションが施されているが、"Don’t"のようなフリークアウトジャムも収録して一筋縄ではいかない一枚。

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