前作「Nebraska」の内省的な弾き語りスタイルから一転、苦味に満ちたシリアスな語り口はそのままに、親しみやすいメロディとグルーヴが詰まったロックナンバーがそろった7作目。ベトナム帰還兵の失意と病めるアメリカを強烈な皮肉をもって告発した表題曲は、勇ましいドラムサウンドとサビのコーラスが強調されるあまり、愛国主義的な歌と曲解され、ボスを大いに当惑させた。シングルカットされた7曲は、すべてトップ10入りするヒットを記録。中でも"Dancing in the Dark"は、アルバムの方向性を象徴するポップなアレンジにパワフルなヴォーカルがフィットし、グラミー賞(GRAMMY® )の最優秀ベストヴォーカルパフォーマンス賞を受賞した。本作は商業的に大成功を収め、スプリングスティーンは名実ともにスーパースターの仲間入りを果たした。
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