前作「American Idiot」から5年のブランクを置いて発表された8枚目のアルバム。前作に続くコンセプトアルバムで、グロリアとクリスチャンという2人の若者が登場する3部構成のストーリーとなっている。プロデューサーにニルヴァーナの「Nevermind」を手掛けたブッチ・ヴィグを迎え、さらに大きくスケールアップしたロックアンサンブルを披露。"Know Your Enemy" など Green Day らしいポップパンクチューンを織り交ぜながら、スコットランドのバグパイプを思わせるメロディを忍ばせたタイトル曲、ビートリッシュなバラード "Last Night On Earth" や "Restless Heart Syndrome"、ラテン調の "Peacemaker" など音楽性の幅も格段に豊かに。クイーンやザ・フーといったクラシックロックバンドへのオマージュも見事な堂々たるロックアルバム。