「今のXGをいろんな色で表した8曲」。XGのセカンドミニアルバム『AWE』について、メンバーのMAYAはApple Musicにそう表現する。前作『NEW DNA』を通し、自らを新しい存在(X-GENE)として新世界への扉を開け放ったXGの7人。未知の存在を知るとき、人は恐れと好奇心を感じながら畏敬の念(AWE)を抱く。本作に収められた革新的な8曲は、リスナーの畏敬の感情を喚起し、未知の領域への一歩を促すだろう。 神秘に満ちたオープニングトラック「HOWL」に続くのは、JURINが「これまでのアンセムに仲間入りする曲」と胸を張る「HOWLING」。XGは美しい牙をむき出しにして、人々の恐れと期待を同時に揺さぶる。「私たちのシンボル、狼の象徴である遠吠えが入っています。ブリッジ後の7人の遠吠えが合わさったパートに注目してほしい」とCHISAは聴きどころを語り、JURIAも「狼のような団結力と強いエナジー、そしてXGらしさがより感じられるのではないか」と続ける。 7人のとまどう声が響き、未知のフィールドへと引き込む「SPACE MEETING Skit」を経て、XGは2ステップの「IYKYK」で銀河を駆ける。そして速度を維持したまま軽快なステップを踏む「SOMETHING AIN’T RIGHT」で、かすかな違和感を表明する。XGの立つ場所は次第に不穏なムードに覆われて「IN THE RAIN」へ。「私たちのR&B魂が詰め込まれた」とCHISAが表現するこの曲で、7人はいつになくセンシティブな表情を見せる。HARVEYは「ロングコートを着て雨に打たれながら踊りたくなるようなこの曲が特に好き」だそうだ。 また、本作には2024年5月に発表され、世界でバイラルを起こしたXG初のオールラップソング「WOKE UP」の、日韓8人のラッパーが参加したリミックスバージョンも収録。日本語、英語、韓国語が飛び交うこの曲は、J-PopやK-Popではなく、“X-Pop”を掲げるXGのスタイルを明確に表したナンバーといえるだろう。そしてラストナンバー「IS THIS LOVE」で7人は、迷いと期待に満ちた表情で、自分の中に湧き上がる感情と向き合う。CHISAは「XGにとって新しく愛おしいサウンド」だと言い、HINATAは「軽やかさの中にどこか哀愁も感じられる。私の最近のお気に入り曲です」と教えてくれた。 強さと弱さ、愛と疑念、ワイルドさとエレガンス。7人がさまざまな表情を見せる本作で、COCONAは「今のXGをありのまま大胆に表現した」と語る。「XGでしか感じられないたくさんの感情やアイデンティティが詰まっています」。そしてHARVEYが「『AWE』を通して、新しく特別な経験を共にしましょう!」と呼びかけると、最後にMAYAが特別なシグナルを送ってくれた。「Awoooooo!!」
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