柔らかさを増した歌声が、清らかに響き渡る。声優、シンガー、ピアニストとして幅広く活動する牧野由依のオリジナルミニアルバム。作家陣に岩里祐穂、新居昭乃、北川勝利、藤村 鼓乃美、窪田ミナら多彩なクリエイターが参加し、牧野由依のピュアな魅力を引き出している。「私と世界」では、森雪之丞が作詞、さかいゆうが作曲を手掛け、冨田ラボがサウンドプロデュースを担当。この曲では美しいだけではない世界の現実にも目を向け、今生きている実感を深く胸に刻むように歌う。「世界でいちばん愛しい音」は、かつて牧野由依の才能を見出した映画監督の岩井俊二が作詞を担当、作曲は牧野由依自身が手掛け、母となった彼女の優しいまなざしを思わせる子守歌のようなバラードとなった。アニメ映画のテーマソングに起用された3曲を含む全7曲。自分の生きる世界と愛する人たちを澄んだ瞳で見つめ、そっと慈しむように歌っている。