世界中のインディ・リスナー/バンドにリスペクトされているスウェーデン出身のバンド The Radio Dept.。本作「Passive Aggressive - Singles 2002-2010」は、シューゲイザー・バンドとしてのイメージが強い初期から、孤高とも言えるリリカルなポップ・スタイルを築いた「Clinging To A Scheme」までのシングル曲やEP収録曲、初デジタル化となる楽曲、そして今や入手困難なディスクに収められたレア曲を豪華に収録したコンピレーション・アルバムだ。彼らはその長いキャリアの中で3枚しかアルバムをリリースしていないバンドではあるが、バイナル・レコードへの愛からか廃番アイテムも多く、こういったレア楽曲を網羅する企画盤はうれしい限り。ブレイクのキッカケとなったソフィア・コッポラ監督作「マリー・アントワネット」のサントラに収録された3曲も収録し、キャリアを一望する入門編ベスト・アルバムとしてオススメできるのはもちろん、オリジナル・アルバムをそろえたファンの次の作品としてもマストと言えるだろう。
ディスク1
ディスク2
その他のバージョン
- 2003年
- ウィンザー・フォー・ザ・ダービー
- The Meeting Places
- The Daysleepers
- Various Artists