

1970年代後半から、多くのミュージシャンと共演して経験を積んだケニー・ギャレットが、1990年にAtlantic Recordsに録音した通算4作目のリーダー作。Mulgrew Miller(P)、チャーネット・モフェット(B)、Tony Reedus(Dr)のカルテットを中心に、モーダルなオリジナル曲"Ja-Hed"や、ジョン・コルトレーンやハービー・ハンコックの作品を取り上げるなど、前作のフュージョン路線から本格的なジャズ路線へ転換。また、"One World Through"、"Shaw"など4曲で、ロン・カーター(B)とエルヴィン・ジョーンズ(Dr)のリズムセクションと共演している。結果、アルバムを通して、彼が目指すサウンドの方向性を宣言した意欲作となった。ギャレットはこの後、Warner Brothers Recordsに移籍。次々に良質な作品をリリースして、1990年代の快進撃をスタートさせる。