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1990年代にイタリアから世界的なヒット作を連発し、ヨーロッパを代表する男性ポップシンガーとしての立ち位置を不動のものとしたEros Ramazzottiが前作から3年ぶりに発表した通算9枚目のアルバム。母の死や家族や友人のことを題材とした私小説的な歌詞のナンバーが多いのが特徴で、シングル曲となった"Un’emozione Per Sempre"はバイク事故で亡くなった親友のこと、レゲエ調のアレンジも印象的な"Mamara"ではタイトル通りに自身の母親のことが歌われている。ギターにマイケル・ランドウを迎えた力強く軽快なバンドサウンドに、名匠チェルソ・ヴァッリによるカラフルなアレンジも冴え、キャリアを重ねての実力をスムースに発揮した好作品。

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