AwakeとEVEを掛け合わせた造語で、"覚醒前夜"を意味するタイトルを冠した4作目のオリジナルアルバム。現代社会を強烈に風刺した"99/100騙しの哲"、歌と詩の朗読を交えて物語を紡ぐ"アイ・アム Riri"、3連のリズムで和の旋律を奏でるインストゥルメンタル"和音"など、サウンド／歌詞ともに斬新なアプローチで新境地を開拓。苦境からはい上がってきたバンドの現状とファンへの思いを告げる"earthy world"から、諦念に満ちた"畢生皐月プロローグ"へつなげるなど、希望と絶望を行き交うドラマチックな構成で聴く者の胸を揺さぶる。そしてもちろん、最終曲"YURA YURA"で一筋の光を描くのが、このバンドの流儀だ。