群馬在住の2人組ユニットがそれぞれ異なるジャンルをテーマに放つ4部作EPの第2弾。“ダンス”をテーマに、ディープでメロウなグルーヴを紡ぎ出してみせた第1弾に続く本作では、ラップとボーカルの巧みなコンビネーションを軸に、緩急をつけたトラックを通じて“インディーポップ”の自由な表現を謳歌（おうか）する。ダビーなベースラインを敷き、立体的に鳴り響くギターとともに浮遊するトリップホップ調の「Woo」をはじめ、「Just do like that」ではUKガラージ、「8 hole」ではゆったりとしたチルサウンド、「6 ice」ではアンビエントR&Bと、楽曲ごとに多彩なアプローチが際立っている。また、シンセサイザーが響くファンク「ベイベ」が象徴するように、一貫してパーティーへの渇望が歌われており、2021年のコロナ禍においても音楽を徹底的に楽しもうという彼らのスタンスに、どんぐりずの揺るぎないエンターテインメント性が強く感じられる。