

31歳を迎えた家入レオが、新たなムードをまとって踏み出す9作目のアルバム。ちゃんみなやmiletを手掛けるRyosuke "Dr.R" Sakaiが全曲のプロデュースを担当し、ダンスビートやローファイなR&Bを取り入れた新機軸のサウンドで洗練された大人の質感を描き出す。自身と深く向き合うことで生まれた歌には、ほろ苦く切ない恋愛観をはじめ、年齢を重ねても消えることのない迷いや弱さがリアルに刻まれている。「いたいけな心/精一杯守ってきたんだもの」と告白する「Echoes」をはじめ、不器用な心を抱えるからこその繊細な揺らぎが随所ににじみ、同じように生きる人の胸に深く響く。漂う香りやたたずまいはぐっと大人びたものの、その芯には、鋭く力強いまなざしを向けて歌っていた10代の頃のスピリットが、今も確実に息づいている。最も大切な軸はぶれないまま、大きな変化を遂げた彼女の現在地。「未完成な自分にも 慣れてきたんだ」と軽やかに歌う「Love In Me」のしなやかさが、今の彼女が手にした強さを物語っている。