川崎鷹也はいつも、たった一人の“あなた”との歌を歌っている。あなたと時間を共有する時、あなたのことを思う時、あなたを支え、支えられる時、心に広がるぬくもりを伝える。このサードアルバムにも、そんな彼と“あなた”の物語が詰まっている。パートナーの誕生日に贈ったメッセージソング「君の為のキミノウタ (2023)」、電話越しに思いを伝え合う時間を描く「ぬくもり」、この世に生まれた我が子にささげる「4.11」。それはとても親密な相手との歌であり、同時に普遍的な愛の歌でもある。もちろん人生はうまくいかないことも多く、「エンドロール (2023)」で歌っているように思いが届かないことも、「This is 人生」のように理想と現実の間でジタバタともがくこともある。こうした曲で彼はビターな感情をつづりながら、あなたはたった一人の大切な人だけれど、決して独りぼっちではないと伝えている。自身が俳優デビューを果たした映画主題歌「オレンジ」など話題曲も収録。